今の仕事が合わなくて転職したいと思っても、「何から始めたらいいのか分からない」方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、転職活動の流れを分かりやすく解説していきます。
自己分析の方法や面接の対策などもアドバイスしていますので、ぜひ参考にしてくださいね。
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1. 転職経験者100人にアンケート!転職活動は働きながら進めた方がいいの?

在職中は時間がなさそうなので「仕事を辞めて転職活動をした方が良さそう」と悩みますよね。
ただ、結論から申し上げると、編集部では「働きながらの転職活動」をおすすめします。
転職経験者100名を対象に行ったアンケート調査でも、在職中に転職活動をした方が多数でした。
・働きながら転職活動をした…51%
・辞めてから転職活動をした…40%
・どちらも経験あり…9%
転職活動をした経験がある20代の男女100名を対象に
・転職活動を行ったタイミング
・転職活動にかかった期間
・転職活動にかかった費用
といった項目を中心に回答を頂きました。
こちらでは、転職経験者のリアルな口コミをもとに働きながらの転職活動をおすすめする理由をご紹介します。
1-1. 働きながら転職活動する3つのメリット

働きながら転職活動をする一番のメリットは、お金の心配がないため、納得がいくまで求人を探せることです。
収入があり貯金が減っていく心配がないので、良い求人が見つからなくても焦って妥協する必要がありません。
また、採用担当者に「空白期間は何をしていたのか」といった疑念を持たれないこともメリットです。
【働きながら転職活動した方の声】
働きながらの転職活動だったので、焦ることなく、時間をかけて求人を探していました。結果的に自分が本当に入りたい会社に入社できました。
貯金もあまりなかったので、退職せずに転職活動をしました。間をあけずに次の転職先に移れたので、面接のときに空白期間のことを考えずに済みました。
空白期間なく転職できたので、年金や健康保険の手続きを会社にやってもらえました。一旦無職になってしまうと、市役所に行き自分で手続きをする必要があったので良かったです。
空白期間がなく、現役で仕事をしていたので、面接時の説明にも説得力を持たせられたと感じます。退職していたら、空白期間のことも考える必要があるので大変だったと思います。
1-2. 働きながら転職活動する2つのデメリット

デメリットは、自己分析、企業研究、面接対策など転職活動にかける時間をとりにくいことです。
また、企業側の入社希望時期までに退職できず、応募先企業に入社を待ってもらうなど、調整が必要になることも。
【働きながらの転職活動は大変という声】
平日は仕事のため、ほとんど転職活動の時間を作れませんでした。休日メインで活動することになり体力的にもきつかったです
現職の仕事が忙しくなかなか有給も使えない状況でした。そのため、面談や面接のスケジュールを合わせるのが大変でした。
転職先の希望入社日に合わせて、内定後1か月以内で退職することにしました。充分な引継ぎが出来ず、前職の同僚には迷惑をかけてしまいました。
辞めたいと思っている職場のストレスを抱えながら、新しい会社の面接を受けるので、気持ちの切り替えが大変でした。
休日も面接を受けたり、情報収集や書類の作成を行うなど、ゆっくりとする時間は取れませんでした。平日は仕事で疲れて、転職活動をする気が起きませんでした。
このように、働きながら転職活動をするデメリットは、主にスケジュール管理に関するものです。
そのため、次の章でご紹介する「転職活動の流れ」を理解すれば、デメリットが少ない状態で働きながら転職活動を行えますよ。
2. 失敗しない!転職活動の流れ

こちらでは、転職活動の流れを以下の4つに分けて解説していきます。
それでは、順番に見ていきましょう。
Step1 事前準備

理想の転職先を見つけるためには、事前準備がとても大切です。
新卒時と同じように、転職活動時にも、
をしっかりとやっていきましょう。
① 自己分析

自己分析では、これまでの経歴を振り返って次の転職先で何を実現したいのかをハッキリさせましょう。
①これまでの経験の棚卸しをする
⇒転職先で使える経験やスキルを洗い出す
②前職・現職での不満を洗い出す
⇒「給与が安い」「残業が多い」といった不満を、転職先選びの材料にする
まずは、入社してから現在までを振り返り、職務経験や獲得したスキルを洗い出します。
この際、「達成した実績や他者からの評価」も忘れずに振り返りましょう。
同時に、職場で不満に思っていることも、次の転職先選びのヒントになりますよ。
▼自己分析の例

上記例のように、
- 転職先で活かせる汎用的なスキル
- 仮に未経験でも積極的に成長できる能力
など、採用担当者に「即戦力として働ける」と思ってもらえる経験がないか振り返ってみましょう。
② 企業研究

企業研究では、仕事内容と条件面の2軸に分けて応募先を探していきます。
①仕事内容
⇒やりたい仕事かつ将来のビジョンに近づけるか
②条件面
⇒給与や勤務時間、勤務地などの条件が現実的に納得できそうか
「5年後、10年後に自分がなっていたい姿から逆算」して、次の会社を選びましょう。
ただし、すべての希望を満たす会社はないので、絶対に譲れない条件を2~3個決めて、ある程度は妥協することも大切です。
▼企業選びの例

企業選びの軸をまず決めることで、応募する企業が自分の希望にどれだけ合っているかを判断できるようになりますよ。
Step2 応募

「自己分析」と「企業研究」が終わったら、必要な書類を作成し、応募しましょう。
この章では、書類作成時に必要になる、
① 履歴書・職務経歴書
② 志望動機・自己PR
の書き方をご紹介します。
① 履歴書・職務経歴書
こちらでは、履歴書と職務経歴書の基本的な書き方を解説します。
■履歴書
⇒学歴や、職歴、資格など応募者の人柄を示すための書類
■職務経歴書
⇒具体的な業務内容や、スキルなど応募者の実務能力を示すための書類
記載例をもとに説明しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
履歴書の書き方

基本的な書き方は、就職活動時と同様です。
- 手書きでもパソコン作成でもOK
- 空欄は作らない
- 提出前に必ず確認する
などがポイント。ただし、転職時の履歴書には、就職してからの経歴を記載する「職歴欄」があります。
職歴欄では、採用担当者にどのような仕事をしていたかをアピールできるため、これまでの実績を具体的に書きましょう。
※「Q3. 履歴書は手書きとパソコンどっちが有利なの?」で、それぞれの作成方法のメリットデメリットを解説しています。
▼職歴欄の書き方

①原則として全ての入社・退社歴を記入する
②会社名は省略せず、正式名称を記入する
※会社の規模が分かるように資本金、従業員数も記載する
③業務内容、実績は具体的に記載する
④最終行に「現在に至る」
⑤「現在に至る」の下の行に右揃えで「以上」
もっと詳しく履歴書の書き方について知りたい方は、以下の記事をお読みください。
職務経歴書の書き方
▼職務経歴書の例(営業職)

①作成日と氏名を記載
②100文字程度で職歴を分かりやすくまとめる
③事業内容、資本金、従業員数などを記載する
④配属先、部署名は必ず記載する
⑤取り扱い商品を読み手に分かるように書く
⑥主に担当していたエリアを書く
⑦既存か新規顧客か、方法(飛び込み、ルートセールス、電話)などを記載する
⑧契約件数など具体的な数字や、社内で受賞した賞を書く
⑨どのような工夫をして成果を上げたのか具体的なエピソードを交えて記載する
職務経歴書は、これまでの経験・スキルを企業側にアピールするための書類です。
企業が求めている人物像に合うように、過去に経験した、
- 仕事の環境(配属先、従業員数、役職など)
- 仕事の内容(業務詳細や工夫した点など)
- 仕事の成果(契約件数や受賞歴など)
を盛り込んでいきましょう。
② 志望動機・自己PRの作り方
こちらでは、「作成するのが苦手」という方が多い志望動機と自己PRの書き方を解説します。
■志望動機
⇒「個別の企業」を志望した理由とともに、入社後に実現したいことを伝える
■自己PR
⇒「自分の強み」をもとに、入社後にどのように活躍できるかを伝える
詳しく見ていきましょう。
志望動機の作り方

志望動機を作成する際には、「①その企業でなければいけない理由」と共に「②将来のキャリアビジョン」をおさえるのがポイントです。
具体的には、転職先の企業で、
- 何を実現したいのか
- どのように貢献していきたいのか
- 将来的にはどのようになりたいか
を伝えましょう。
ただし、自分の希望だけを書いても採用担当者の納得を得られないので、達成の裏付けとなる過去の経験やスキルを付け足しましょう。
受け身だったり、ネガティブな動機はNGです。
・「貴社で学ばせていただきたい」
⇒会社は学校ではない。受動的な印象を与えてしまう
・「貴社の先見性に惹かれ~」
⇒会社をほめているだけになってしまっている
・「前の会社は残業が多く~」
⇒勤務先の悪口は書かない。常識がない人物と見られる可能性も
紹介した例を参考に、前向きな動機を伝えましょう。
自己PRの作り方

自己PR作成のポイントは、「①具体的なエピソード」とともに、「②転職先の企業でどう活躍できるか」を伝えることです。
ただ、同職種の場合は作りやすいですが、未経験から別の職種に転職したい方は、「自己PRに書ける実績がないのでは?」と疑問に感じますよね。
しかし、実績や実務経験がなくとも、
- 分析力
- マネジメント能力
- コミュニケーション能力
など、「①自己分析」で見つけた汎用的なスキル・経験はどの職種でも重宝されるので、自信を持ってアピールしましょう。
Step3 面接

中途採用の面接は2~3回で、面接の所要時間は60分前後です。
少ない時間で企業に自分をアピールするには、面接の流れを理解しておくことが大切です。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①入室~自己紹介

面接官は第一印象で、「コミュニケーション能力があり、採用のニーズに合う人物か」を判断しようとしています。
そのため、
- 明るい表情でハキハキと喋る
- 職務経験やスキルを、分かりやすいよう1分程度にまとめて話す
ことを意識しましょう。
【回答例】 〇〇と申します。本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございます。
|
②志望動機について

「Step2 応募」にて作成した志望動機を、面接官にわかりやすく伝えましょう。
■結論ファーストで話す
⇒「○○だから志望しました」など最も伝えたいことから話す
■要点を抑えて、1~3分で簡潔に伝える
⇒同じ話はしない。1分程度の短いものと、3分程度の長いバージョンも用意しておく
「私は○○だから御社を志望しました。現職では~」といったように、まず結論から話すと面接官に話が伝わりやすくなります。
志望動機が短いと熱意がないように思われ、長すぎても内容が伝わらないので、1~3分以内に収めるようにしましょう。
【回答例】 より最前線で人と接する仕事をしたいと考え、貴社の営業職を志望しました。
現職の総務部は、社員全員が働きやすい環境にするために、各部署との緻密な連携が必要な業務です。気苦労が絶えませんでしたが、同僚から感謝の言葉をもらった際はとてもやりがいを感じました。 しかし、段々会社の数字に直接関わる仕事にチャレンジしたい気持ちが強くなってきました。
貴社の営業職は、未経験からでも活躍している社員が多いと拝見し、私にぴったりの職場だと感じました。 まだ専門的なスキルはありませんが、現職の各部署とのやり取りで培った、コミュニケーション能力や調整力は、貴社の営業職でも役立つと考えております。 |
③入社後の活躍について

中盤では、面接官から入社後のキャリアビジョンについて質問があります。
企業研究が不十分で、応募先企業の事業計画とズレる回答をしてしまうと大きく減点されてしまいます。
企業の取り組みに、自分の強みを関連付けて、即戦力として働けることをアピールしましょう。
【回答例】 将来的には販促部に所属し、御社の主力商品である〇〇ビールの販売促進に携わりたいと考えております。 私はこれまで、アパレルの販促担当としてメンズ衣料品の訴求を行ってきましたが、お客様目線と企業戦略の両立を意識して参りました。
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転職時によくある質問についてもっと知りたい方は、以下の記事をお読みください。
④逆質問

終盤では「最後に何か質問はありますか?」と面接官から質問されることがあります。
この逆質問は、あなたが企業に熱意を持っていることを伝えるチャンスです。
質問をしないと、企業に興味がないと思われる可能性があるため、熱意をアピールできる質問を3つ程度を用意しておくと良いでしょう。
【質問例】
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なお、会社HPに載っているような基本的な質問は、「そんなことも知らないの?」と逆効果になるので気を付けましょう。
Step4 内定後・退職手続き

企業から内定を得た後に行う手続きは大きく分けて、2つあります。
それぞれ、解説していきます。
① 内定承諾

内定が決まると、企業の担当者から連絡が来ます。
内定承諾時に以下の3点を注意しましょう。
①選考結果に対するお礼を入れる
⇒内定を出してもらったことについて感謝の気持ちを伝える
②内定を受諾する意思表示をする
⇒承諾する場合は、「御社からの内定をお受けします」と明確に伝える
③雇用条件や入社までの流れなど不明点を解消する
⇒「賃金」「勤務地」「入社に必要な手続き」など不明点を確認する
特に賃金や勤務地などの雇用条件は、選考を通して募集時の要件と最終的に変わっている可能性もあるので、注意しましょう。
② 退職手続き

内定を承諾したあとは、現在勤めている企業で退職手続きを開始します。
退職時に会社に提出する書類には、「退職願」と「退職届」があります。
■退職願:会社に対し退職(労働契約の解除)を願い出るための書類。
■退職届:退職確定後、労働契約の解除手続きのために届け出る書類。
一般的には、退職希望日の1~2か月前に退職願を直属の上司に提出します。
退職願は、書面ではなく、口頭で退職を願い出る場合も効力があります。
退職届は会社と合意が取れ、退職が確定した後に提出しますが、上司あるいは人事部など、会社ごとに提出先が異なります。
▼退職願・退職届の例

① 「退職願」または「退職届」と書く
② 「私儀(わたくしぎ)」もしくは「私事」と書く
③ 自己都合退職の場合は、「一身上の都合」と書く
④ 退職願⇒退職希望日
退職届⇒退職日
※西暦・元号どちらでも可。会社の公式書類に使用しているものに合わせるのが◎
⑤ 退職願⇒「お願い申し上げます」など打診の旨
退職届⇒「退職いたします」と事実を報告
⑥ 退職願・退職届ともに提出する日付を記入
⑦ 宛名より下の位置に所属と名前を記入し、名前の下に捺印
⑧ 組織の最高執行責任者の役職と名前を書く。敬称は殿
※自分の名前よりも上にくるように書くこと。
会社によって、退職する何日前に申し出が必要かは異なるため、転職活動前に就業規則を確認しておきましょう。
退職願・退職届を提出する流れについて詳しく知りたい方は、以下の記事をお読みください。
転職活動のまとめ
ここまで一連の転職活動の流れについて、詳しく紹介してきました。
Step1 事前準備
⇒自己分析・企業研究
Step2 応募
⇒履歴書・職務経歴書の作成、応募
Step3 面接
⇒想定質問の対策
Step4 内定後・退職手続き
⇒内定承諾・退職届の提出
中途採用の場合、「事前準備」から「内定後の退職の手続き」まで、やるべきことはたくさんあります。
あらかじめ各段階で行うことを把握して、スムーズに転職活動を進めていきましょう。
3. 知っておきたい!転職の流れに関するQ&A
ここからは、転職の流れに関する疑問をQ&A形式で解説します。
気になる質問からチェックしてみてくださいね。
Q1. 転職活動にかかる期間はどれくらい?

A. 転職経験のある20代へアンケートをした結果、3か月以内が42%と最多でした。
転職を決断してから、次の会社に入社するまでに3~6か月程度見ておいた方が良いでしょう。
中には1年以上かかってしまった方もいるので、転職活動は期間に余裕を持って行ってくださいね。
【転職活動の体験談】
前職は忙しく、働きながらの転職活動は難しいと考え、退職してから求人探しをしました。平日の日中も時間を使えて、同時に選考を受けれたので転職期間は1か月以内と長引かずに済みました。
自分に合う職場なのかの見極めが大変でした。もっと良い求人があるのではと、いろいろと求人を見すぎてしまい、応募するまでにも時間がかかってしまいました。
転職するまでに4か月ほどかかりました。前職は就業規則で退職日の2か月前までに、退職を申し出る必要がありました。次の会社に転職するまでの2か月間は周囲の目がきつかったです。
Q2. 転職活動にかかる費用はどれくらい?

A. 編集部で行った調査では、3万円以下が81%と多数でした。
転職活動時には、平均して3~4万円程度のお金がかかることを知っておきましょう。
・履歴書や封筒の郵送代
・移動先での飲食代(カフェ代など)
・身だしなみ代(スーツ、靴代など)
・交通費
・資格取得や企業研究に使う書籍代
口コミでは、交通費が予想以上にかかってしまったという声を多く頂きました。
また、退職後に転職活動をする場合は、生活費を含めた数か月分の貯金があると安心です。
【転職活動にお金がかかったという声】
履歴書の写真が重要だと感じ、写真館で撮ってもらうため5,000円以上かかりました。安くはないですが、将来への自己投資だと思います。
都心部から少し離れたところに住んでいたため、毎回の交通費で2,000円以上かかりました。仕事も退職していたため、精神的にかなり追い詰められました。
就職活動で使用していたスーツがボロボロだったため、新しくスーツを買うことになり、大きな出費になりました。
Q3. 履歴書は手書きとパソコンどっちが有利なの?

A. 企業から指定がない限り、作成方法で合否が決まることはありません。
主にこれまでの経験やスキル、実績が重視されるため、作成方法で合否が左右することはありません。
作成方法には、それぞれメリットとデメリットがあるため、自分の目的に合わせて選びましょう。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
手書き |
・文字から人柄や意欲が見える ・丁寧な文字は印象アップに繋がりやすい |
・作成に手間や時間がかかる ・人によっては文字が読みづらい場合がある |
パソコン |
・修正がしやすく、作成時間を短縮できる ・パソコンのスキルをアピールできる |
・文字から熱意や意欲を伝えにくい |
履歴書を手書きで作成する場合は、
・黒のペンで記入する
⇒後から訂正できる消せるボールペンはNG
・修正液や二重線での訂正は避ける
⇒書き間違えた場合は新しいものに書き直す
といった点にも注意しましょう。
Q4. 人間関係が辛くてやめたい。退職理由は正直に伝えちゃだめ?

A. 採用担当者にネガティブな印象を与えるのでやめましょう。
例え人間関係が本当の理由だったとしても、面接で正直に伝えるのはやめましょう。
そのまま伝えるのではなく、人間関係が悪いという原因を、
・チームワークを重視して働きたい
・周りと意思疎通を取りつつ働きたい
のようにポジティブな表現に言い換えましょう。
採用担当者にも「自分がやりたいことを達成するために転職を決めた」と納得感を与えられますよ。
【回答例】 前職では個人の業績が重視されていたため、社員が各自の判断で業務を進めることが多い環境でした。
|
Q5. Web面接時に気を付けることって?

A. カメラの位置や周囲の音、映り込む背景には気を付けましょう。
面接に集中できるように、作業環境を整えることが大切です。
・目線の位置にカメラを合わせる
⇒上から見下す形にならないように、台を置いて高さを調整する
・静かな場所を選ぶ
⇒話し声や笑い声、テレビの音などが入らないように注意する
・白系統など落ち着いた背景を選ぶ
⇒やむを得ずバーチャル背景にする場合には面接官に断りを入れる
・ネット環境が良い場所を選ぶ
⇒途中で通信環境が切れないように、回線速度の確認をしておく
・企業から指定された服装を着る
⇒指定がない場合はスーツが無難
直前に慌てることがないように、機器のセッティングは開始10分前までに終わらせておきましょう。
4. 初めての方におすすめの転職エージェント
ここまで転職活動の流れをご紹介しましたが、「自分一人だと不安」な方には転職エージェントの利用をおすすめします。
転職エージェントとは、企業と求職者の間に入り、
- キャリアの相談
- 条件に合う求人の紹介・応募
- 書類の添削、面接対策
- 面接の日程調整
などを無料でサポートしてくれるサービスです。
これまで多くの転職支援実績があるので、初めての方でも安心して、転職活動を任せられますよ。
▼初めての転職におすすめのエージェント4選 | |
それでは順番にご紹介していきます。
転職エージェントは担当のキャリアアドバイザーが付き、様々な転職活動のサポートを受けられます。
転職サイト | 転職エージェント | |
内容 | 求人探しから応募まで全て自力で進めていく | キャリアアドバイザーの支援を受けながら転職を進められる |
気軽さ |
◎マイぺースに進められる | △スピード感が求められる |
求人量 | △エージェントよりは少ない | ◎非公開求人を保有しているため多い |
情報量 |
△掲載情報のみ |
◎担当者が企業情報を提供 |
書類作成 | △自力で作成 | ◎添削指導を受けられる |
面接対策 |
△自力で対策 |
◎面接官の情報など、担当者からアドバイスがもらえる |
内定率 | 〇エージェントよりは低い | ◎担当者が推薦してくれるため高い |
日程調整 |
△自分で調整し、企業に連絡 | ◎担当者が調整し、企業に連絡 |
内定後 | △条件交渉など自力で行う | ◎担当者が条件交渉してくれる |
自分の代わりに転職活動を進めてもらえるので、働きながら転職したい方におすすめですよ。
◆リクルートエージェント
▼おすすめPOINT ・あらゆる職種を網羅した業界最大級の求人数 ・充実したサポート体制 |
国内最大手の総合転職エージェント「リクルートエージェント」。
転職成功実績は業界No.1。豊富な経験から得た転職ノウハウや、充実した企業情報を基に、応募書類や面接への的確なアドバイスをくれますよ。
総合満足度:★★★★ 4
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★★★★ 5
アドバイザーの対応力:★★★ 3
希望していた職種を豊富に扱っていたのでこのサイトを選びました。求人数が他に比べ豊富であり、幅広い選択肢の中からより良い会社を選ぶことが出来たため、大変満足しております。
総合満足度:★★★ 3
求人の探しやすさ:★★★ 3
求人の満足度(質や数):★★★ 3
アドバイザーの対応力:★★ 2
求人が掲載されている会社は大手ばかりで提示される年収も良かったです。ただ、エージェントに伝えた希望条件と違うものも多く紹介されました。経験や専門と違うものも多く、担当者の知識レベルによると思います。
総合満足度:★★★ 3
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★★ 3
アドバイザーの対応力:★★★★ 4
面談で細かいところまで希望条件の擦り合わせをしてくれたので、安心してサポートをお願いできました。異業種への転職だったため不安が多かったのですが、前職の経験を活かせる求人を紹介してくれたので助かりました。また、面接日程を合わせられないときに、代わりに調整してくれたこともありがたかったです。
運営会社:株式会社リクルートキャリア
公開求人数:129,304
対象地域:全国
スカウト機能:あり
◆dodaエージェント
▼おすすめPOINT ・企業の業績や年収事情などの情報収集ができる ・「転職成功ガイド」「キャリアタイプ診断」などのコンテンツが充実 |
リクルートエージェントと並んで求人数が豊富な「dodaエージェント」。
「転職成功ガイド」「キャリアタイプ診断」など転職活動に不慣れな方に役立つコンテンツが充実しています。
総合満足度:★★★★ 4
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★★★ 4
アドバイザーの対応力:★★★★★ 5
連絡のレスポンスが早く、面接対策やフィードバックなどに対応してくれたので、スムーズに転職活動ができました。求人の幅を広げたいという相談にも親身にのってくれたので、メンタル面でも心強かったです。
総合満足度:★★★ 3
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★★★ 4
アドバイザーの対応力:★ 1
大手なのでしっかりとした対応を期待しましたが、たまたまハズレだったのか、エージェントの質が良くなかったです。こちらの要望にあまり耳を貸さないタイプの方で、期待していた求人を斡旋されませんでした。
総合満足度:★★★★ 4
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★★★★ 5
アドバイザーの対応力:★★★★ 4
転職の決心がつかない段階で登録しましたが、アドバイザーは迷っている私の気持ちを汲み取り、キャリアに関していくつかの提案をしてくれました。2か月後に転職を決心した際にはすぐに対応してくださり、自分に合った求人を紹介してくれました。
運営会社:パーソルキャリア株式会社
公開求人数:97,595
対象地域:全国
スカウト機能:あり
◆パソナキャリア
▼おすすめPOINT ・パソナグループのネットワークを活かした独自求人 ・アドバイザー2名体制でサポート力が高い |
アドバイザーのサポート力に定評がある「パソナキャリア」。
他の転職エージェントとは違い、求職者1人に対し、キャリアアドバイザーの2名付くため、より求職者の希望に寄り添った転職支援が可能です。
総合満足度:★★★★★ 5
求人の探しやすさ:★★★★★ 5
求人の満足度(質や数):★★★★ 4
アドバイザーの対応力:★★★★ 4
4社の転職エージェントを利用したのですが、パソナキャリアが紹介してくれた求人の内容が一番でした。私のキャリアだと難しい求人でも、アドバイザーが企業に私を売り込んでくださり、 そのおかげで書類選考を通過するなど、アドバイザーの支援を受けることで色々な求人と出会うことができました。
総合満足度:★★★★★ 5
求人の探しやすさ:★★★ 3
求人の満足度(質や数):★★★★★ 5
アドバイザーの対応力:★★★★★ 5
担当者が職域の知識や紹介企業の雰囲気などに詳しく、自分の希望に沿う求人ばかり紹介していただけたので非常にスムーズに転職活動が出来ました。特に、過去の面接で聞かれた質問を事前に教えてもらえたのは非常に良かったです。
総合満足度:★★★★ 4
求人の探しやすさ:★★★ 3
求人の満足度(質や数):★★★★ 4
アドバイザーの対応力:★★★ 2
求人に関してはエン転職、マイナビ、リクナビに比べて高収入かつ求めるスキルも高いものが多かったです。私はなかなか応募できるのが無かったですが次転職するにはこういう技術があればこれくらい稼げるのかという参考にはなりました。
運営会社:株式会社パソナ
公開求人数:37,181
対象地域:全国
スカウト機能:あり
◆マイナビエージェント
▼おすすめPOINT ・20~30代の若手向け求人が豊富 ・履歴書の添削や面接対策など丁寧なサービス |
新卒向け就職情報サイトでおなじみの「マイナビ」が運営する「マイナビエージェント」。
マイナビグループのネットワークを活かした、他では見られない求人を多数扱っていると評判です。
総合満足度:★★★★★ 5
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★★★★ 5
アドバイザーの対応力:★★★★★ 5
若い人向けのサービスと聞き登録しました。サポートが手厚く、履歴書などを送ると、どのように直せば良いのかアドバイスをもらえました。初めての転職でしたが、安心して活動できました。
総合満足度:★★★★ 4
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★★★ 4
アドバイザーの対応力:★★★★ 4
担当のアドバイザーが自分と同じ仕事をしていた方だったので、アピールできる経験や自分の強みとなるスキルをうまく引き出してくれて、これからのキャリアを一緒に考えてくれました。面接でのアピールポイントや相手に響く言葉を教えてくれるなど、とても丁寧に対応してくれたので心強かったです。
総合満足度:★★★ 3
求人の探しやすさ:★★★★ 4
求人の満足度(質や数):★★ 2
アドバイザーの対応力:★★★ 3
希望の職種以外への転職を勧められました。紹介求人数は多かったですが、年収300万円以下の求人がほとんどで、積極的に応募する気になれませんでした。結局他のエージェントと併用しました。
運営会社:株式会社マイナビ
公開求人数:29,089
対象地域:全国
スカウト機能:あり
5. まとめ
いかがでしたか。
改めて転職活動の流れを振り返ります。
Step1 事前準備
⇒自己分析・企業研究
Step2 応募
⇒履歴書・職務経歴書の作成、応募
Step3 面接
⇒想定質問の対策
Step4 内定後・退職手続き
⇒内定承諾・退職届の提出
この記事を参考に、納得のいく転職活動をしてくださいね。
退職してから転職活動をした経験もありますが、仕事をしている分、金銭的な余裕がありました。勤めていた会社の状況も合わせて俯瞰的に転職先を考えることができました。